第8回TDM-QC研究会

ご案内

日時:2023年8月5日(土)10:00~17:00

オンライン・ライブ配信にて開催
会長:増田 智先 (姫路獨協大学 薬学部 医療薬剤学教室 教授)

参加登録費:参加費無料の方も参加登録は必要です

会員(医療機関) 無料(QC参加施設に所属する方の研究会参加費は年会費に含まれる)
会員(企業) 2,000円
非会員 5,000円

 ※会員とはTDM品質管理機構が行うコントロールサーベイに参加した施設に所属する方 

参加登録は締め切りました

ご挨拶

第8回 TDM-QC 研究会開催にあたって

 第8回 TDM-QC研究会を担当させていただくこととなりました姫路独協大学薬学部の増田智先と申します。会員の皆様には、平成28年(2016年)4月の本法人発足時より開始した免疫抑制薬のコントロールサーベイ結果をお知らせする担当として大変お世話になっております。COVID-19による世界的な社会不安もようやく落ち着きを見せ、本邦においても去る5月8日より感染症法上の位置付けが5類感染症に変更されました。これに応じて様々な学術会議や各種イベントなどが対面方式へと移行しつつあります。しかしながら、本TDM-QC研究会では、コントロールサーベイデータおよびその精度管理に携わる医師、臨床検査技師、薬剤師など一堂に会することが困難な医療職をその会員構成の中心としていることから、今回も全てオンライン開催とさせていただきます。
 一般社団法人TDM品質管理機構は、TDM(Therapeutic Drug Monitoring)の品質管理について広く研究し、品質を均てん化する事業を行うことにより、わが国の医療に貢献することを目的として設立された機関であり、TDM検査品質の調査・研究を目的とするコントロールサーベイを事業の中心として行っております。2022年度も例年通り、2022年5月に免疫抑制薬、2022年10月に抗がん薬、感染症治療薬、2023年2月に抗てんかん薬、慢性疾患治療薬のTDMコントロールサーベイをそれぞれ実施いたしました。本研究会では、2022年度のこれらコントロールサーベイの集計結果に関するTDM-QC報告を行うとともに社員総会を開催いたします。なお、免疫抑制薬のコントロールサーベイについては、2023年5月に実施したコントロールサーベイの集計結果を報告いたします。
 共催セミナーとして九州大学大学院消化器・総合外科学教授 吉住朋晴 先生に肝移植におけるタクロリムスのTDMに関するご講演を、名古屋第二赤十字病院医療技術部・臨床検査科・救急検査課 深見晴恵 先生には腎移植におけるタクロリムスTDMの精度管理に関するご講演をいただく予定でございます。その他、TDMの精度管理ならびに品質管理に関するセミナーを予定しております。内容については適宜アップしてまいりますので、随時本ホームページをご覧いただきますようお願い申し上げます。
 本研究会では、個別化薬物治療を実践する上でのTDMの役割に加え、その測定結果の信頼性確保に関する諸問題について、基礎および臨床の様々な角度から広く知見を集約し、明日からの実臨床に活かす情報を参加いただく皆様と共有できる研究会にしたいと考えております。TDMを活用した薬物療法の個別化だけでなく、技術的な進歩を含めて幅広い分野からの多数のご参加をお待ちしています。

第8回TDM-QC研究会
会長 増田智先(姫路独協大学薬学部教授、薬学部長)

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