第10回TDM-QC研究会

ご案内

日時:2025年8月2日(土)10:00~17:00 (時間は予定)

会場:Shimadzu Tokyo Innovation Plaza(神奈川県川崎市川崎区殿町3-25-40)【Access
   およびオンライン・ライブ配信にて開催

会長城野 博史 (熊本大学病院 薬剤部 教授/薬剤部長)

参加登録費(※参加費無料の方も参加登録は必要です)

 ※会員とはTDM品質管理機構が行うコントロールサーベイに参加した施設に所属する方 

【現地参加】

会員(医療機関) 3,000円
会員(企業) 3,000円
非会員 5,000円

【オンライン参加】

会員(医療機関) 無料(QC参加施設に所属する方の研究会参加費は年会費に含まれる)
会員(企業) 3,000円
非会員 5,000円

 参加登録締切:2025年7月30日(水)17:00まで 
 研究発表申込締め切り:2025年6月30日(月)17:00まで 

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後援団体:
一般社団法人日本TDM学会
一般社団法人日本臨床衛生検査技師会
一般社団法人日本臨床化学会
一般社団法人日本移植学会 

ご挨拶

第10回TDM-QC研究会開催にあたって

 この度、第10回TDM-QC研究会を開催させて頂くことになりました、熊本大学病院薬剤部の城野博史と申します。今回の研究会は、昨年と同様にShimadzu Tokyo Innovation Plazaにて、現地とWEBのハイブリット開催を予定しております。
一般社団法人TDM品質管理機構は、中立的な第三者機関として、TDMコントロールサーベイ事業(外部精度管理活動)を精力的に展開しております。この事業を通じ、血中薬物濃度検査の信頼性を保証する精度管理が確実に進む一方で、臨床現場におけるTDMの精度管理の推進・普及には様々な課題があります。実臨床では、正確な臨床検査結果を提供することを実務としている臨床検査医学・検査部の領域において、検体検査の品質・精度管理の重要性は広く認識されています。一方、臨床検査領域におけるTDM検査の認知度はいまだ十分ではなく、TDMを実践している薬剤師の精度管理に対する意識の向上等も含め、TDMの精度管理の推進・普及には解決すべき課題が多く存在しています。このような背景のもと、臨床検査領域の精度管理を実践・推進している一般社団法人日本臨床化学会において、2023年7月に「TDM 専門委員会」が設立されました。TDM品質管理機構と連携した本委員会は、TDM検査に携わる薬剤部門・臨床検査部門を中心としたメンバーで構成され、日本臨床化学会の精度管理に関する豊富な知識・経験を活かし、TDMの精度管理推進を目的とした活動を実践しています。
そこで、本研究会では、薬剤部門・臨床検査部門の異分野融合によるTDMの精度管理推進を企図したプログラムを準備させて頂きました。特別セミナーでは、東北医科薬科大学病院検査部の小堺利恵先生から「血中薬物濃度測定における精度管理について」の演題でのご講演を、共催セミナーでは、鹿児島大学病院薬剤部の寺薗英之先生から「ブスルファン血中濃度リアルタイム測定とその臨床的意義」についてご講演いただきます。また、企画シンポジウム「臨床検査医学×臨床薬物動態学 これからのTDM に必要な分野融合」では、千葉大学大学院薬学研究院の山崎伸吾先生から「TDM は”測って終わり”ではない:測定原理・精度管理を踏まえた活用の実際」、信州大学医学部附属病院臨床検査部の宇佐美陽子先生より「臨床検査分野の外部精度管理の評価と役割」という演題でご講演いただく予定です。
本研究会が、TDM検査に携わる薬剤部門・臨床検査部門の異分野融合の契機となり、血中薬物濃度測定の精度管理に関する課題解決を通して、TDM精度管理の普及・発展に貢献することを期待しております。TDMの精度管理の推進に携わる多くの皆様のご参加をお待ちしています。

第10回TDM-QC研究会 
会長 城野 博史(熊本大学病院薬剤部 教授・薬剤部長)

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